スタジオ・ヒエイの徒然ブログ・CG制作のツボ

つれづれなるままにそこはかとなく3Dを紹介するブログ。 Maya、AfterEffectsを使ったCG制作に関するツボなども書き留めることがあります。 つれづれなるままに、日ぐらしPCにむかひて、こころに うつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく打ち込めば、あやしうこそものぐるほしけれ

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3D/PV メリーのフェイシャルリグ

まず、表情のリグに入っていく。
表情のパターンは目の開閉、口の動作に分かれる。

目のパターンが11パターン、口が14パターンという感じが基本的なタイプである。

通常、口パクがあるときは、口にカーブを入れるほうがよい。

眉毛がポリゴンなら結合して、眉の変形も目とあわせて作成する。

大体これくらいの設定をしておくと、これの表情を組み合わせて数多くの別の違った表情が生み出せる。


次はMayaのブレンドシェイプにおけるエラー報告とその防止方法を紹介する。

ブレンドシェイプをかける以前は顔と体は別々の状態になっている。
最終的にはスケルトンの入ったセットアップされた体と結合されるが、このときにエラーはよく起こる。

顔と頭をくっつけると変形がうまくいかないことがある。

一番よいのは、顔と頭を結合せずにバインドする。

どうしても顔と頭を結合させたいのなら、顔が変形しないように体と結合する。
つまり、結合する際にマージをワンクリックするだけで結合できるように頭と体をフィットした状態で
ブレンドシェイプの変形をかける。


ブレンドシェイプの仕組みというのは、ポリゴン数、ポイント数が同じなら反応する。
これが変わったら反応しない。
なので、最初に完璧に100パーセント、顔、体のモデリングが完成した段階でフェイシャルリグをはじめるのが好ましいといえます。

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メリーのモデリング完成品

これからこのメリーが完成するまでの大まかな流れを紹介したいと考えております。



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キャラクターモデリングは顔に80パーセントの労働

3DCGだけではなく、2Dイラストレーションも、油絵も、キャラクターを描き起こすときにもっとも重要になってくるのは顔である。

有名なレンブラントの絵画は体の輪郭線がすごく単純なラインだが、顔だけはものすごく複雑な描き方になっている。
つまり、顔にすごく時間をかけている。

これは顔の描きこみがもっとも重要であるという発想の表れであるらしい。(日曜美術館より)

というわけで、自分も顔の作りこみは何度も確認をして入念に行っているが、それでも、ブスになることがあるのが悲しい。

以下、どうしても体から先に出来上がってしまう。


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3D/PV/Child seat Project 母役 サリー

3DPVに登場させる母役のサリーについてご紹介いたします。

このサリーを外人の3Dアーティストに見せたところ、結果をだしたければクールに決めろと言われました。
確かに、評価の高いものはクールなものが多いですね。ただクールとはどのようなものなのでしょうか?

かわいい系で例を見ましょう。
初音ミクを使った人はカラオケとか楽曲販売のネタに3Dを駆使して、非常に高い興行収入を得ております。
私の知っている人で年収1000万円を超えた人がいるのも事実です。
別に初音ミクの開発者ではありません。ただ、ずっと1000万円かは不明。

クールもすごいけれども、かわいいも重要なのではないでしょうか?

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pixarのレンダラー

pixarのこの色合いはmentalrayではなくて、rendermanらしいです。
とっても素晴らしい。

追伸、pixarはrendermanの開発元ではありますが、トイストーリーの制作に市販のrendermanをそのまま使っているかは存じかねます。

おそらく、自社製の高性能版rendermanでも使っているんではないでしょうか。
知っておられる方メッセージお願いします。





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テクスチャーとメモリー管理

メモリーについて覚え書きしておきます。 おもに3Dで使用されるテクスチャの解像度には512px 1024px 2048px 4096pxなどがあります。 (これは縦横比) この512の倍数はなんだろうかと思われるかもしれません 、なぜ512とか中途半端なことをするんだ500にしろと思われることでしょう。 これはコンピューターのメモリーとの関係上512という数字が適切でピッタリな数字だと考えておいてください。あまりなぜかということは今回のテーマではないので省きます 。 さてここからがテクニックですが、 通常 1024px を1kと呼びます。 2048pxを2k 4096は4kです。 これはCgsocietyなどのチュートリアルでよく使われている単語です。 もし あなたのコンピューターのメモリーが1GBなら4kのテクスチャを使うことは出来ません。 もし5GBあるのなら使用可能です。 1GBなら1kを使いましょう。でないとレンダリングがプレビュー出来ないでしょう。タイムオーバーする確率が非常に高くなります。 キャラクターのテクスチャを作るときは、3kくらいが理想ですが、それを実現するには、4GBのパソコンが必要なのは理解出来たでしょう。 ちなみに僕のパソコンは3GBでテクスチャは2kを常用しています。 ノーマルマップやバンプの表現があらくなりますが、そこはごまかしですね。 スタジオ ヒエイ提供 (Studio Hiei Presents) hiei
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